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大奥法度とは?

大奥法度(おおおくはっと)とは、江戸時代に将軍家の後宮である大奥において守るべき規律や規則を定めた法令のことです。
大奥は将軍の妻や側室、侍女など多くの女性が生活していた場所であり、その管理と秩序を維持するために厳格なルールが必要とされました。

大奥法度は1618年に2代将軍・徳川秀忠が定めたのが最初と言われています。そこから時代と共に厳しいルールが加筆されていきました。

以下に、大奥法度の主な内容を挙げます。

1 外部との接触の制限

大奥に出入りする女性たちは、外部との接触が厳しく制限されていました。無断で外部の男性と接触することは禁じられていました。

2 序列と役職の明確化

大奥内での役職や序列が厳格に定められており、それぞれの役割や責任が明確化されていました。

3 生活規範の遵守

大奥内での生活において守るべき礼儀作法や日常の行動規範が細かく規定されていました。

4 罰則規定

規律を破った場合の罰則も定められており、違反者には厳しい罰が科せられることがありました。

これらの規定は、大奥内の秩序を保ち、将軍家の名誉や威厳を守るために重要な役割を果たしていました。